第九期ソ連最高会議臨時第七会期におけるの結語

一九七七年十月七日

ソ連共産党書記長、ソ連最高会議幹部会議長、憲法委員会議長
 レオニード=イリイチ=ブレジネフ


代議員の同志のみなさん!
ソビエト人民の意思を表現し、その委任をはたして、ソ連最高会議は新しいソビエト社会主義共和国連邦憲法を採択しました(拍手)。世界最初の全人民的社会主議国家の基本法が承認されたのです(拍手)。共産主義をめざすわれわれの前進における新しい歴史的区切り、発達した社会主義社会の建設が憲法で確認されました(長くつづく拍手)。
数年たち、数十年たっても、十月のこの日は人民主権のレーニン的原則の真の勝利をはっきりと証明するものとして、永遠に人民の記憶に残るでしょう(拍手)。そして、わが社会が共産主義への道を先にすすめばすすむほど、新憲法に反映された社会主義的民主主義の、人民の権力、人民の利益のための権力の巨大な創造的力は、ますます完全に発揮されていくでしょう。
ソ連共産党中央委員会とソ連最高会議幹部会は、わが国でソ連新憲法採択の日をソビエト人民の生活での最大の出来事の一つとして記念すべき根拠があると考えます。したがって、十月七日を全人民の祝日であるソ連憲法の日と定める法案が、この会議に上程されています(拍手)。
憲法が承認されたいま、その施行手続きを特別の法律で明確に定める必要があります。この法案も上程されています。この法律では、憲法発効前に採択された他のすべての法令は、それが新ソ連憲法に抵触しないかぎり、その効力をひきつづき持つと定めることが提案されています。
同時に、採択された憲法の規定を考慮して、第九期ソ連最高会議の任期を延長し、それにおうじて新憲法採択前に選出された各共和国と地方の国家権力機関の任期を変更することが提案されています。このほかに、ソ連最高会議幹部会とソ連大臣会議にたいし、憲法のテキストから当然要求される法令の起草を委任すること、さらに人民代議員ソビエト、各省庁に、その他の国家的および社会的な機関の指導者にたいし、ソ連憲法早案の全人民的討議の過程でよせられた、これらの機関の値動と関連する問題についての市民の提案や指摘を検討し、それを実現する措置をとることをゆだねることが、予定されています。
この法律の採択にともない、つまり本日から、憲法は効力を発生し、生き、働き始めるのです(風のような、長くつづく拍手)。
これは、どういうことでしょうか?
これは、憲法の一つ一つの条文、一つ一つの規定が、すべての国家機関、すべての公務員、すべてのソビエト市民の、あらゆる場所での日常活動の生きた実践に完全に入り込まなければならないということです。われわれが憲法をつくったのは、飾りのためではありません。それはすべての部分について履行されるべきですし、履行されていくでしょう。それは社会主義的民主主義をいっそう発展させ深のる強力な手段となるべきですし、そうなっていくでしょう(拍手)。
同志のみなさん、われわれ一同は、新憲法の討議そのものが、創造的イニシアチブ、労働面や政治面の積極性をいかに大きく引き出したかを目にしました。そしてこの積極性がしぼまないようにしなければならず、さらに積極性をのばし、それが、市民が自分の全人民国家の業務にますます広く参加するという具体的な形をとるようにしなければなりません。わが党は、勤労者が憲法によってあたえられた、社会の管理に参加する可能性をただ持つだけでなく、その管理に実際に、現実に参加するよう、今後ともたえず心をくばるつもりです。
偉大なレーニンは、勤労者にたいして、そのひじょうにひろい社会主義的権利と自由を実現するのに必要な援助をあたえるよう、共産主義者に教えました。党はこのレーニンの遺訓を銘記し、終始一貫実行しています。われわれは、ソ連市民が自分の権利や自由、それを行使する道と方法をよく知り、また市民がこれらの権利と自由を共産主義の建設のためにたくみに生かし、権利と自由が自分の市民としての義務の良心的遂行としっかり結びついていることをはっきり理解するよう、望んでいます。それを促進し、各市民が高い政治的文化を身につけるのを援助することは、勤労者の共産主義教育に責任をもつ党組織、国家的組織、社会団体の重要な課題です(拍手)。
さらに憲法の発効は、広範な立法作業計画の遂行を前提としています。その計画には、すでにのべたとおり、一連の新しい法令の作成、これらの法令の採択は憲法にじかに定められているか、あるいは憲法からそういう結論が出てくるのですが、それらの作成がふくまれております。それらは最高会議規則、選挙法、国籍法、条約の締結、施行、破棄の手続きにかんする法律、それに最高会議幹部会と最高会議常任委員会で今後草案が準備される他の一連の法令といったような、きわめて重要な法令です。管理機関にかんする立法の発展の分野では、たくさんやらねばならないことがあります。ソ連大臣会議法といった
重要な法令も作成しなければなりません。ソ連共産党第二十五回大会で定められた経済管理方法や大規模な全国家的同題、数部門間の問題、地域的問題の総合的解決方法を改善し、国民経済の同種部門グループの管理システムをつくる措置を、どのように法令にうまく反映させるかを、全体として考えなければなりません。
憲法の採択により、現行法にたいする一連の改正と増補が必要となっています。この作業には一定の時間が必要ですが、長引かせてはなりません。そしてここでも、同志のみなさん、憲法草案の審議の過程で表明された勤労者の多くの具体的意見と希望を利用することができるし、また利用しなければなりません。とくに注目に価いするのは、連邦基本住宅法と各共和国の住宅法典を採択することや、労働集団の権利、子の養育と教育にかんする親の義務などを、法令で確認することについての提案です。
法令の改善はいうまでもなく、連邦の法令だけでなく諸共和国の法令にも触れるものです。この作業の基本となるのは現在すでにその起草がすすめられている連邦構成共和国と自治共和国の新憲法です。
ソビエト市民の社会的、政治的積極性と労働の積極性の高揚、わが国の法令のいっそうの発展と革新が、すべての権力機関にたいしいっそう高度の要求を提起しています。このことから、中央、地方のわが国のすべての国家機関、すべての省庁、施設と団体の活動のスタイルと方法の大幅な改善が必要になってきます。そのさい、国家機構のすべての環、すべての働き手の責任とイニシアチブの向上に、計画規律、財政規律、一般に国家規律のもっとも厳格な順守に、勤労者の創造的イニシアチブや勤労者の要求と関心事にたいしてもっと思いやりのある態度をとることに、特別な注意を払わなければなりません。
われわれの憲法のすべての意義、一つ一つの字句は、人民大衆の歴史的創造活動を極力支持し、不断に発展させることをめざしています。大衆の創造的積極性の向上は、社会主義的民主主義の発展と密接に結びついています。最近、最高会議あてによせられた工場、建設場、コルホーズの集団の新しい労働の勝利についての多数の報告は、この証拠の一つになりました。これは新憲法を支持する勤労者のもっとも重みのある発言です。五ヵ年計画の先進的働き手に名誉と栄光あれ!(長くつづく拍手)。
同志のみなさん、最後に、新憲法の発効は、ソビエト社会の指導的、先導的勢力であるわがレーニン党の責任がさらにいっそう高まることを意味します(拍手)。憲法による党のこの役割の確認は、党員になんの特権もあたえません。反対に、党員にさらに大きな義務をおわせています。ソ連共産党中央秀一貫会、全党を代表して、ソ連共産党員はどこで働いていようとも、つねにこのことを自覚していると、代議員のみなさん、私は断言させていただきます(長くつづく拍手)。
十月革命の道にそっての六十年の発展の全経験は、われわれの力は人民との破りがたい団結にあることを確証しています(嵐のような拍手)。これは、社会主義的民主主義のいっそうの繁栄とわれわれのすべての勝利の源です(拍手)。これは、共産主義の完全な勝利の保障です(嵐のような拍手)。この偉大な団結をさらにいっそう強め、深めるために全力をつくそうではありませんか(嵐のような、長くつづく拍手。全員起立する)。


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