樺太 国境標石


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 日露戦争の結果、南樺太が日本に割譲されると、樺太中央部の北緯50度線が日露の国境になり、日本は4個の標石を設置した。
 4個には、それぞれ天第一号から天第四号と刻まれていた。さらに、幾つかのレプリカが作られた。

 日本の敗戦により、全樺太はソ連領に復帰したため、国境標石は取り除かれ、天第一号はユジノサハリンスクのサハリン州郷土博物館に、天第二号は根室市歴史と自然の資料館に展示されている。サハリン州郷土博物館には天第三号もあるが、これはレプリカで現物は行方不明との説がある。天第四号はサハリン在住の個人が所蔵しているそうだ。



 左写真は『根室市歴史と自然の資料館(北海道根室市花咲港209)』に展示されている天第二号。


下の写真はユジノサハリンスクのサハリン州郷土博物館の天第一号の拓本で、北海道大学に展示されている。

 このほか、いくつかのレプリカが作られている。

 下の3枚の写真は、天第四号のレプリカ。

札幌大神宮 東京・絵画館前 稚内市・北方記念館




 北海道大学スラブ研究センターが実施するグローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」一環として2010年(平成22)に天第一号と天第三号の国境標石レプリカが作成された。これは ポリエステル樹脂に石材、砂を混入して作られている。

 左写真は、このときに作成されたレプリカ。


郵便印




 昭和11年、樺太始政30周年を記念して使用された、記念の郵便印。
 この郵便印は樺太内の大きな郵便局で使用された。図案には国境標石が描かれている。





 ある程度大きな郵便局には、その局にちなむ風景が描かれた消印が置かれていて、利用者の求めによって使用される。
 戦前、樺太の安別郵便局と気屯郵便局には国境標石をデザインした消印が置かれていた。

 左の図は『友岡正孝/著 戦前の風景スタンプ集 (1976)日本郵趣出版』から引用。



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