レニングラード市ソヴィエト執行委員会地域産業本部
光学器械工場
光学写真用露出計 <OPTEK>

1. 製品用途  

 <OPTEK>露出計は、モノクロフィルムでの写真撮影の際、自然光でも人工照明のもとでも露光量を適切に制御します。
 カラーフィルム使用の際にも、<OPTEK>露出計でほぼ理想的な露光量を得ることができます。


2. 製品の主な働きと構造の特徴


 本露出計はプラスチック製で(4、図1)、本体の狭い側面の一方につや消しガラスの窓(2)がついています。 被写体からの光はこのつや消しガラスを通って光学器に届き、これを通過すると鏡面(3)によって上方に反射され、撮影者の目に到達します。
 本体ケース上部には絞りの目盛(1)と丸いダイアル式の露出目盛(5)があり、ダイアルのそばには折りたたみ式カバー(6)がついています。このカバーは不要な光線が鏡に入射するのを防ぐためのものです。
 本計器は被写体に向けられたつや消しガラスに入る光の明るさを測定値として得るためのものです。つや消しガラスに入射した被写体からの光は階段状の光学器によって透過度2、2.8、4、5.6、8、11、16という数値の光に分けられます。光の密度は数字が大きいほど高くなります。被写体の照度が大きいほど、つや消しガラスに入る光の明るさは強く、したがって、より大きな数値になります。


3. 露出の決定

 撮影者の位置から露出計のつや消しガラスを被写体に向け、折りたたみカバーを開けます。露出計を見て、光学器で識別された一番高い数値に露出の目盛を(左から右に回すと大きくなる)を合わせます。
 例えば、数値が次のような数字であった場合(4)(7、図1)、露出の目盛(5)を、ダイヤルの使用フィルムの感光度を表わしているゾーン(ダイヤルの下部の輪が<フィルムの感度>です)の同じ数値(4)のところまで回します。この例の場合では、GOST(ロシア国家規格)の定める感度単位45の部分に合わせてあります。
 屋内での撮影の場合には、適正な露出を<В помещении(屋内)>と示された輪の同じゾーンのところで読み取ります。
 戸外で写真を撮影する場合、晴れの日、うす曇りの日、雪の日などの時は、このような照度条件での撮影に必要な露出はダイヤルの外側の輪の<ясная погода (明るい日)>と示してある部分から読み取ります。曇りや物陰での撮影の場合の露出はダイヤルの輪の   <пасмурная погода (曇天)>と書かれた部分によって定めます。
 撮影条件によって絞りの値を選び、この絞り値に対し、撮影場所の照度条件に合わせて(例えば、晴れた日の屋内等々)必要な露出をダイアルの輪の中から読みとります。
 例の場合(図1)、あざやかなイチゴの撮影に、絞り4に対しては露出は1/50秒となり、絞り11では露出1/5秒、絞り2.8では露出1/100等々という具合です。
 異なる条件での撮影の際には、それぞれの条件に相応しいそれぞれの露出を使います。例えば、絞り11の場合、明るい天気の時には露出1/5秒、曇天の時には1秒、屋内の場合では4秒といった具合です。
 まぶしいような強い照度の場合、最終的な数値16が明らかである場合には、ダイアルゾーンを絞りの目盛の数値22に合わせます。  実際の撮影の際には、露出計で示された値を修正しなければならないようなことも起こります。例えば、太陽に向かって撮影をする場合などです。このような場合には前景をうまく撮るために露出を2〜3倍に上げます。
 ある種の撮影では、<OPTEK>露出計で定めた露出に誤りが生じることがあります。例えば、屋内から屋外を撮影したり、アーチ型の建造物の影になった部分から撮影したりする場合です。これは撮影観察時の暗がりへの目の順応によってもたらされるもので、写真愛好家にとっては、考慮に入れておくべきことです。
 露出計はその扱いに熟練を必要とする計器です。光学器の目盛でわずかに違う絞りの値を常に一定に定められるようになったり、照度の特徴を正しく考慮できるようにならなくてはいけません。それができるようになると、撮影の際の失敗がほとんどなくなり、よい写真をとれるようになるのです。
 使用フィルムの感光度がGOST以外の規格の数値である場合、相応する数値に変更するために表を利用してください。  表中に示した様々な規格単位での感光度の数値同士のおおよその関係は、写真愛好家の使用用途別にフィルムや乾板を分類して示したものです。


4. 製品一式

 本製品のセットとして、次のものが含まれています。

露出計<OPTEK> 1個
ケース 1個
製品説明書 1冊


 製品に不良品(不足品)がある場合には、下記住所までご連絡ください。 レニングラード市 д-14 ヴォススターニエ通り オプチコ・メハニチェスキー工場 Tel. Ж2-29-26